笠井洋子のプライベートルーム
笠井洋子のプライベートルーム
ようこの詩集&風景画
. <第1部>M4:ピアノソロ 夜想曲 (副題)〜ちろと過ごした夏〜

ちろが星になって、もうすぐ9ヶ月。
ちろがいない、初めての夏。
寂しくないように、泣かないように、がんばったよ。

思い出すの…
日よけのパラソルに、ぐるぐる巻きついて、動けなくなったこと。
冷却まくらの上で、気持ち良さそうにお昼寝したこと。
氷を入れたお水を、喜んで飲んだこと。
おやつに、一緒に食べたアイスクリーム。
そう!
夜になると、涼しさから元気になって、穴を掘ったり、小屋の中でバタバタしたり。
蚊取り線香にも、毎日、お世話になったよね。

いつも同じ時間に 目が覚めて
いつも同じ時間に お散歩して
いつも同じ時間に ご飯を食べて

それなのに どうして?
何処へいるの?

いつも、いつも探している。
もしかしたら、もう一度 会えるような気がするの
いつものように、笑っているような気がするの

気がつくと あなたを探している…
会いたいの…
今、どこにいるの?
お願い!帰ってきて!

ちろがいない、初めての夏。
寂しくないように、泣かないように、がんばったよ。
もしかしたら、もう一度会えるような気がするから…

いつも、いつも探している。
もしかしたら、もう一度 会えるような気がするの
いつものように、笑っているような気がするの

ねえ ちろ
早く帰ってきてね。
待っているから…


. kasai_10_s.jpg (24658 バイト)
. '97年7月 河口湖
. kasai_19s.jpg (21687 バイト)
河口湖ボートより
. kasai_007s.jpg (17156 バイト)
ブラックバス釣りの休憩中
kasai_008s.jpg (23284 バイト)
富士山バックにたそがれる私は茶髪でしたの!

. 〜声〜

声には、いろんな”音”があります。
音だけではなくて、種類もいろいろ。

ねこなで声、泣き声、笑い声、いかり声・・・
そうそう!電話の声なら、使い方いろいろ。

人の声は、とっても綺麗に聞こえます。
かわいい声、ハスキーな声、太くて渋い声・・・
そんな声に代えられたらいいのに。でも、それは不可能。
何故なら、声は、神様から頂いた”たった一つの声”だから。

自分の声を初めて聞いたのは、小学校4年生の時。
国語の授業で、詩の朗読をして、全員が録音しました。
自分の声を、初めて聞いたあの瞬間!!
恥ずかしくって、思わず机に顔をうずめてしまいました。
泣きたい気持ちと、もう話したくない!という思いで一杯・いっぱい。

しばらくして、みんなの様子を見ると、何も変わらない授業の風景。
みんなは、いつも私の声に、何とも思わなかったの????
こんなに低い声なのに。男の子よりも低い声なのに・・・
ずっと、この声でおしゃべりしていたなんて・・・
ショックでした。

太れば、自分で気ずきます。
でも、声は気ずきませんでした。
自分でいつも聞いている声と、みんなに聞いてもらってる声。
きっと2オクターブは違うはず。
高い声になりたい!今すぐなりたい!

それからです。
きれいな音。ピアノに目覚めたのは。

2001年1月1日


〜釣〜

釣のこつ。
早朝5時。
又は夕方かな。
お昼はほとんど釣れません。
何故でしょう?
それは、お腹がすく時間だから。
お魚さんも、お腹はすくんです。

そうそう!
<逃げた魚はデカかった>
といいますね。
でも、知ってます?
大きな魚ほど、すぐには遠くへ行かないの。
よーく見ると、まだ、すぐ近くにいるの。
なのに、それに気がつかないと、本当にいなくなっちゃう・・・
”ねえ、もっと良く見て!私はここだよ!
じゅっくり見て、つかまえて”
っと言ってるみたい。

魚釣り、最近行ってないけど、毎週、富士五湖で”バス釣り”してたっけ・・・

魚釣り、何だか恋と似てるみたい。

2001年1月12日


〜雪の日の出来事〜

朝、外を見たら、雪が積もってた。
スタジオまでは1時間。
江古田駅、乱れるダイヤ。
やっとの事で池袋。
埼京線と、山手線、どっちが早く“新宿”に着くかしら?
いつもの”勘”で埼京線にきーめた。

何の迷いもなく“赤羽行き”に乗った私。
座れてラッキー♪いつもの様に、うたた寝 zzz
あれ?もう駅?
池袋→新宿は5分寝られたはず・・・
ま、いっか・・・雪のせい、気のせい・・・
またまた、うたた寝 zzz・・・

???赤羽、あかばね、赤羽!!!
逆行きではあーりませんか!!!
その瞬間、遅刻は決定的。
とりあえず、山田さんに電話、電話。

やっとの事で、新宿。そして、最寄の西荻窪。
地図によると”北口 徒歩5分”
あれ?前は南口だったのに。
移転したのかな。
っと深ーい雪道をえんやこら。
目印の”マクドナルド”はまだ???
??何かへん!あわてて気ずく私。
やっぱり”北口”だわよ・・・

スタジオを終えての帰り道。
新宿駅で、仲間と元気に”まったね♪”
っと向かえの山手線に飛び乗る私。
乗り継ぎバッチシ!ラッキー!
っと思いきや、着いた駅は”代々木”
また逆?
はあ・・・

とんだ一日。
せめて夜はあったかい”シチュウ”にしよう!
とお買い物。
そしたら、買った玉ねぎ、半分以上が腐ってる!!
何でー???

すると、こんな夜遅くに、郵便屋さん。
開けてびっくり、¥2580 の請求書。
何なの今日は・・・

Everything Happens To Me
Jazzの名曲のタイトルです。
その歌詞の日本語訳は・・・
♪電車に乗れば、事故で遅れるし、車で行けば、大渋滞。
君への手紙は着払いで帰ってくる・・・
僕は、こんなに君を好きなのに、どうしてこうなるの?
いつも、その繰り返し・・・・
お願い、早く気ずいて・・・

これって、まるで私の人生そのものかも。。。

2001年1月27日(土)


新聞紙
春日部市 中野中3年  笠井 洋子
 6月のある日、私はピアノのレッスン場へ行く為に、武里駅で電車に乗りました。その日は風が強く、車内には新聞紙が散らばっていました。私は、誰が落としたのだろうか、と半分腹を立てながらそれを見ていました。私だけだはなく、他の人達も同じように感じていたのだと思います。現に、新聞紙が動くたびに目で追っているのです。ある男の人は、その新聞紙が自分の足元に来ると、足で前へ蹴飛ばしていました。また、何人かの女の人達は、新聞紙が自分の足元に来ると、足を上げ、それがなくなればおろすという事を繰り返していました。いくら汚い、目障りだと思っても、私達は普段から新聞にお世話になっているのだから、そこまでして避けなくてもいいのに、と、私は思いました。

 乗って5分、一ノ割の駅に着いた時です。新聞紙は、私の足元30センチ程手前で止まりました。すぐ手の届く距離です。拾おう、拾わなければいけない、と思っていたのですが、なかなか手が出ませんでした。そんな自分が情けなくなり、こんな事ではいけないんだ、と自分に言い聞かせ、思い切って拾おうとしました。すると、何人もの女の人達が、新聞紙に手を出そうとしている私を見ているのに気が付きました。その視線がとても気になり、すぐに手を引っ込めてしまいました。心臓の動きが激しく、手に汗を握っていました。すると、新聞紙はまたもや風で飛ばされてしまいました。が、まだそれ程私から遠い位置ではありませんでした。

 目的地の春日部はもう真近という時、私は何気なく新聞紙の方へ向かって歩いて行きました。その時も私は、何人かの人に目で追われているような気がしてなりませんでした。しかし、私は急いで新聞紙を拾い集め、いくつかに折り、電車が止まるのを待っていました。その時もドキドキしていましたが、良いことをしたんだ、と自分に言い聞かせながら、新聞紙を強く握っていました。

 私が新聞紙を拾うのを見た人は、どのように思ったのか分かりません。しかし、余計な物がなくなって安心したのではないかと思います。もし、私があの新聞紙を拾わなかったら、誰が拾っていたのだろう、と今でも考えることがあります。でも、その度に出る結論は、新聞紙を拾って良かった、という事です。私は、人のためではなく、自分自身を成長させるために新聞紙を拾いました。そして、この出来事を機会に、誰かがやってくれるだろう、といういいかげんな気持ちをなくしたいと思いました。自分がイヤだと思うことは、他人もイヤなものです。これからは、そのイヤな事を進んで出来る人間になりたいと思います思います。

この作文を書いた中学生時代、私はストレスでどんどん太り、今でいう<いじめ>を経験していました。特に、男子が怖くて、学校へ行く事がイヤでした。ずっと我慢していましたが、ある日<死にたい>と思うようになり、担任の先生にお手紙で相談しました。
担任の先生は国語担当でした。
<さざなみ>という埼葛文集に応募する作文を書く宿題で、私はこの<新聞紙>を書きました。ピアノばかり弾いていて、漢字があまり書けなくて、何度も書きなおしをした事を今でも覚えています。
運良く、この作文が埼葛連合教育研究会・埼葛文集編集委員会より表彰されました。
昭和62年10月15日の事です。
そして、全校集会の中で、表彰状を受け取りました。何も聞いていなかった私は<寝耳に水>状態で、ぽけっとしていたような記憶があります。
ただ、この日を境に、いじめが減っていったのは事実です。
心の痛みをどのように克服したらいいか、今になっても分かりません。
それでも、ピアノがある、という事が私にとってお金では買えない宝物、ということを改めて確認しました。<

私は絵と、詩をよく書きます。少しずつホームページで紹介させて頂きたいと思っています。

|Return|